西俣大滝/光る、漆黒と純白。幻の流れ。(石川県小松市西俣町)

西俣大滝は手強い。そう簡単にその姿を見ることはできない。
まず、遊歩道の入り口を見つけること。
そこからさらに道なき道を進み、滝まで辿り着かなければならない。
森の中を彷徨うような道中は、人が入ってはいけない神聖な場所に
足を踏み入れてしまったような感覚になるだろう。
360度木々に囲まれ、とてもこの先に滝があるような雰囲気ではない。
しかし、突然、その滝は現れるのだ。
薄暗い森の中、そこにだけは光が差し込み、神々しく輝いて見える。
本当にそこに滝があることに感動を覚えるはずだ。
黒い岩肌に白く美しい線が描かれる。
滝の主役は流れ落ちる水そのものであるのはもちろんだが、
この滝の魅力はその下地となる黒い岩にもある。
ツヤツヤと輝く美しい黒。この漆黒が滝を一層輝かせており、
西俣大滝のアイデンティティであると言えるだろう。
十二ヶ滝の赤い岩、鱒留の滝の緑の苔、西俣大滝の漆黒の岩、
西尾の滝はそれぞれに流れ落ちる水を引き立てる特徴を持っている。

西俣大滝/小川を越えて進む(石川県小松市西俣町)
西俣大滝/森の中を進む(石川県小松市西俣町)
西俣大滝/秘境に流れる(石川県小松市西俣町)
西俣大滝/滝の上部(石川県小松市西俣町)
西俣大滝/漆黒の岩(石川県小松市西俣町)
西俣大滝/漆黒と純白のコントラスト(石川県小松市西俣町)

みんな知らない秘密の西俣大滝

滝全体の実際の高さ

■滝全体の実際の高さ
大滝は、西俣創造の森の中の一画にあり、ここから遊歩道を進めば約八分で着きます。
滝全体の実際の高さは50m以上もあり四段に分かれています。
上から15m、20m、8mの滝が連続的につながっています。
展望台からは下の滝しかみえませんが、春は新緑の木々、秋は紅葉の葉の間から、
上の滝を微かに見ることができます。
<西尾八景 紅葉の西俣大滝 より>

 

西俣創造の森

■西俣創造の森
西俣創造の森は、四季折々に姿を変え、私たちの生活に憩いとやすらぎと恵みを与えてくれます。
創造の森には、「森林・林業体験の森」、「水辺の森」、「昆虫の森」、「野鳥の森」、「少年の森」の
五つの表情を持つ森を遊歩道を使って散策することができます。森の中には杉展示林、大滝や休憩小屋があります。
又、展望台の「大日山系の眺め」、「大杉展望」からは、森を取り囲む壮大な風景を堪能することができます。
<西尾八景 紅葉の西俣大滝 より>

 

西俣創造の森/水谷小屋

大滝谷あって

大滝谷あって、高さ九丈(約30m)、巾二間(約3.6m)滝の下流は西俣川になっている。滝までは村から一里余ある。
(西尾村史より)
<西尾八景 紅葉の西俣大滝 より>

大倉岳/不死の山、蘇る生命力。輝く。(石川県小松市尾小屋町)

朝の大倉岳は清々しい。
あらゆる場所から鳥のさえずる声がうるさいほどに聞こえてくる。
かつて、この山から緑が消えたことがあった。
尾小屋鉱山からの精錬する際に生じる煙の影響で全ての緑が消えたのだ。
1971年に尾小屋鉱山が閉山。その後、緑化事業が行われたこともあり、
現在はそんなことを全く感じさせない豊かな緑がそこにある。
登山道はとてもしっかりしていて歩きやすい。
傾斜が緩やかなところでは、ハイキングのような気分になるほどだ。
見晴らしが良くなり、山頂が見えてきたら、最後の急斜面に差し掛かる。
それを登りきれば、いよいよ山頂だ。標高650.7m。
山頂からの見晴らしは良い。特に、遠くに連なる山々は本当に美しく見える。
この連なる山々と白く雪をかぶった白山を見れば、
ここまでの登山の疲れも吹き飛んでしまうだろう。
山頂には東屋が設けられており、安心して休憩できる。
お弁当などを持っていけば、ついつい長居をしてしまう。
大倉岳は、そんな安心感のある親しみやすい山だ。

大倉岳/十一面観音(石川県小松市尾小屋町)
大倉岳登山道/ピンクの山ツツジ(石川県小松市尾小屋町)
大倉岳登山道/見晴らしが良く山頂が見える(石川県小松市尾小屋町)
大倉岳山頂(石川県小松市尾小屋町)
大倉岳山頂/連なる山々(石川県小松市尾小屋町)
大倉岳登山道/大倉岳高原スキー場へ下る(石川県小松市尾小屋町)

大倉岳高原スキー場
四季を通じて楽しめる高原(石川県小松市尾小屋町)

大倉岳高原スキー場は、上級者向け「ウェデルンコース」、
中級者向け「日本海コース」、初級者向け「ファミリーコース」、
子供向けの「チビッコゲレンデ」の4つのゲレンデからなる。
日本海コースからは、天気が良ければ日本海が望め、
ナイター営業時には小松市街の夜景を見ることもできる。
大倉岳高原は冬だけでなく、四季を通して楽しめる。
スキーのオフシーズンである春から秋には、パラグライダーの
講習バーンとして利用されており、パラグライダーがふわっと
舞い上がる様子を見ることができる。もちろん、体験することもできるので、
興味のある人は、パラグライダーの講習について調べてみるとよいだろう。
秋にはコスモスが目を楽しませてくれる。ファミリーコースで
一面のコスモスが花を咲かせており、その季節に合わせて、
コスモス祭りが開催され、多くの人で賑わっている。
体力に自信のある人は、日本海コースを登ってみることをおすすめする。
ホットハウス付近から見る二本松と小松市街の景色は、
山を一つ制したような爽快感と達成感を味わえるはずだ。
さらに、山道で繋がっているウェデルンコース頂上からの景色は、
ロッジまで一望することができ、一見の価値がある。

大倉岳高原スキー場(石川県小松市尾小屋町)
大倉岳高原スキー場ロッジ(石川県小松市尾小屋町)
秋に咲くコスモス/大倉岳高原スキー場(石川県小松市尾小屋町)
舞い上がるパラグライダー/大倉岳高原スキー場(石川県小松市尾小屋町)
ホットハウス付近の二本松/大倉岳高原スキー場(石川県小松市尾小屋町)
ウェデルンコース頂上からの風景/大倉岳高原スキー場(石川県小松市尾小屋町)

みんな知らない秘密の大倉岳

コスモス咲く大倉岳

五百峠隧道■コスモス咲く大倉岳
大倉巌(岳)は阿手(鳥越村)では金山と
呼ばれていて東南の丸山、阿手の境界にあります。
山は四つに分かれていて、南の二分は丸山に、
東北の一部は阿手に、西北の一部は尾小屋に属しています。
山の西南は、鈴巌山脈から続いて連絡した数峯(峰)を
長峯といいます。大倉岳の西方の丸山・小原に行く道を
五百峠と呼んでいます。大倉岳には、大正十二年頃から、
五百峠、阿手坂付近にスキー場があり、
尾小屋高原スキー場(現大倉岳高原スキー場)と言われ、
北陸三県スキー場の発祥の地として歴史があります。
(西尾村史より)
<西尾八景 コスモス咲く大倉岳 より>

大倉岳遊歩道

■大倉岳遊歩道
大倉岳は、標高六五○m、春の花の季節、秋の紅葉の頃と変化に富んだ風情があり、
日帰り家族登山に適した山です。ここ登山口から、遊歩道を四十分ほど歩くと水飲み場のある休憩地があります。
さらに十五分で水芭蕉群生地への分岐点にたどりつきます。
そこから五分、大倉岳に抱かれた水芭蕉の群生地が目の前に現れます。
淡い緑色の葉と白い花弁が、周りの山々に溶けこみ、美しい風景をつくりだしています。(四月中旬から下旬が見ごろです)
分岐点から十五分山腹を進むと、キジの恩返しの伝説が残る仏峠にたどり着きます。
大倉岳山頂までは、一面熊笹に覆われています。仏峠から山頂までは、約四十五分、広場があり雄大な白山、
日本海が一望できます。帰りは、四十分位で、大倉岳高原スキー場へ向かいます。
春はつつじ、秋は紅葉、ゲレンデは、コスモスが満開になり市民の憩いの場となります。また冬はスキー客でにぎわいます。
スキー場から登山口までは十五分、途中、尾小屋鉱山の歴史を学べる、鉱山資料館・マインロードがあります。
<西尾八景 コスモス咲く大倉岳 より>

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