西尾八景/小松市を代表する滝、お散歩登山も楽しめる。

西尾地区では、西尾に数多くある美しい景観の中から
特に優れた景観を西尾八景として選出しています。
西尾を訪れたなら、まず、おさえておきたい場所です。
西尾八景は次の八カ所です。
<十二ヶ滝/象岩/観音山/烏帽子岩/鱒留の滝/鷹落山/西俣大滝/大倉岳>
登山道なども含まれるので一日で全てをまわるのは難しいです。
十二ヶ滝、烏帽子岩、鱒留の滝など、道路沿いにある
比較的行きやすい場所から始めることをおすすめします。
一度まわりはじめると、八カ所全て行ってみたくなりますよ。

十二ヶ滝/郷谷川、十二の轟音。(石川県小松市布橋町)

国道416号線を小松市街から尾小屋方面へ進んでいくと、それは突然現れる。
豪快に流れ落ちる水の迫力と、その美しさに目を奪われてしまう。
郷谷川を十二に分けるとされるこの十ニヶ滝は、
その美しさと、到達難易度の易しさから、滝フリークのみならず、
多くの家族連れが訪れ、清涼感を楽しめる滝だ。
轟音が響きわたる中、滝壺の間近にまで迫れるのもこの滝の魅力で、
滝の脇にある岩場から手を伸ばせば滝に手が届く。
雪解けで水量が増す時期の迫力はとんでもないものだ。
春には桜が華を添え、秋には周辺の山々の紅葉が彩りを加える。
極めて透明度の高い郷谷川の水と、西尾の自然が創り出す絶景は、
いつまでも、あなたの心に刻まれることだろう。

十二ヶ滝/飛び散るしぶき(石川県小松市布橋町)
十二ヶ滝/豪快に流れ落ちる水(石川県小松市布橋町)
十二ヶ滝/国道416号(石川県小松市布橋町)
十二ヶ滝/飛び散るしぶき(石川県小松市布橋町)
朝靄の十二ヶ滝(石川県小松市布橋町)
十二ヶ滝/朝日を浴びる(石川県小松市布橋町)

みんな知らない秘密の十二ヶ滝

十二ヶ滝の由来

■十二ヶ滝の由来
沢町・布橋町の下方、金平町境の川筋にあり、
この付近の河床はすべて岩石です。
郷谷川はこの滝で十二筋に分れて落下しているので
十二ヶ滝の名が付けられました。
幅は二十間(約36m)、昔は滝の高さが
二十尺(約6m)に及んだと言います。
この滝の上手に三つの祠(ほこら)があり
八幡、観音、不動とそれぞれを祀り、
十二ヶ滝神社と言っていましたが、
明治三十七年に沢町の春日神社に合祀(ごうし)
されました。祠の傍らに周囲二尺(約6.6m)余り、
高さ十七・八間(約30~32m)の
大杉が神木としてありましたが今は残っていません。
<西尾八景 四季の移ろい十二ヶ滝 より>

こいの滝登り

■こいの滝登り
四季を通じて、豪快に流れ落ちる十二ヶ滝は、
特に雪解けで増水する四月から六月にかけてが
もっとも見ごろです。「ごう」という音を
とどろかせながら流れおちる十二の水筋は、
今も昔も変わらない豪快さと美しさで木々の緑に
映えています。この時期は、滝の上で泳ぐ、
こいのぼり達により、その美しさは、
一層引き立ちます。地元、市内、県内の方々から
寄贈された「こいのぼり」です。川幅いっぱいに泳ぎ、
あたかも「こいの滝登り」の風情をかもしだしています。
<西尾八景 四季の移ろい十二ヶ滝 より>

象岩/町と共に生きる岩。強く有る。(石川県小松市松岡町)

松岡町の奥に神社がある。
その手前に松岡大橋があり、そこから眺めると、
心地よい川の流れる音と供にそれはある。
たしかにこの岩の造形は、象を上から眺めたような形をしている。
小さな川とはいえ、その流れを遮るように存在する様は
大変な迫力であり、とても情緒がある。
不思議なことに、この象岩、象に見えるという人と、
見えないという人に分かれる。ひとつのものでも見え方は様々。
季節、時間帯、天気などによって大きく見え方が変わって
しまうのがこの岩の特徴であり魅力だ。
見る人の心情によっても大きく変わるだろう。
町を出た人は、帰ってくるたびに橋の上から象岩を眺め、
その変わらない姿にココロを落ち着かせるという。
あなたにはこの岩、どう見えるだろうか。
もっとも美しく見える瞬間を探してみるのもよいかもしれない。

草生い茂る象岩(石川県小松市松岡町)
草生い茂る象岩(石川県小松市松岡町)
草生い茂る象岩(石川県小松市松岡町)
松岡大橋からの風景(石川県小松市松岡町)
白山神社(石川県小松市松岡町)
松岡大橋(石川県小松市松岡町)

みんな知らない秘密の象岩

大洪水にも象のごとく

■大洪水にも象のごとく
その昔、この辺一帯は雑木林で川は青々と流れ、
大木が横たわっており、気味悪く寂しい場所でした。
ある年、雨が一ヶ月以上も降り続いて大洪水になり、
土砂や岩、大木が押し流されるほどでした。
雨が上がった後、村人がここに来ると、
この岩が残っており、「よく流れずに残ったものや、
この岩は象のように強い岩や。」と、
皆でそれぞれに話したそうです。
村の上役の人がこの岩をみて、
岩の形が象に大変よく似ていることで、
「象岩」と名付けたそうです。
いつの頃からか町内に伝わっているお話です。
<西尾八景 伝説の象岩 より>

見下ろせば 心落ち着く 松岡の象岩

■村人の心の古里
町内に住んでいる人々は橋の上から下の川と象岩をながめ、いつもと変わりないことに安心して通り過ぎて行きます。
町を出た人々は、正月や盆に帰るとまずこの象岩をながめ、昔と変わりない風景にほっと一息つくものです。
<西尾八景 伝説の象岩 より>

 

べんけいの足跡

■べんけいの足跡
松岡大橋の下の両岩の傍に、巨人の足跡があり、弁慶がここを通った時、
この岩から一またぎに向い岸に渡ったので、岩に足跡がのこり弁慶岩といわれている。
<西尾八景 伝説の象岩 より>

観音山/三十三躰の菩薩に逢う。(石川県小松市観音下町)

全国に観音山という山はいくつもあるが、
ここ観音下町(かながそまち)にある観音山は
「かなんぼやま」と読む。この山は名前の通りの山である。
登山道は、観音下町で採掘される日華石で
整備されており、とても登りやすい。
片道約20分、階段数555段の間に何躰もの観音菩薩に出会うだろう。
山頂広場にある観音菩薩の石像も合わせると33躰、
体力に自信のある人は数えながら登ってみるのも楽しい。
山頂広場とは別に、その手前の分岐する道を行くと、
大きく迫り出した岩があり、その岩に守られるように小さなお堂がある。
無骨な大岩とあまりにミスマッチな小さなお堂が、
神秘的な雰囲気を作り出している。
山頂広場からの見晴らしはあまりなく、
お堂への分岐点辺りからの景色のほうが気持ちよい。
手軽に登れる山としておススメです。

観音山登り口(石川県小松市観音下町)
観音山/登山道で出逢う石像(石川県小松市観音下町)
観音山/登り口に供えられた花(石川県小松市観音下町)
観音山/555段目の階段(石川県小松市観音下町)
観音山/頂上付近のお堂(石川県小松市観音下町)
観音山/頂上からの展望(石川県小松市観音下町)

みんな知らない秘密の観音山

観世音菩薩の由来

■観世音菩薩の由来
西尾村の伝説によると約三百年前、観音下の観音像が、
盗人により盗まれたそうです。その盗人は逃げる途中、
次第に像が重くなるのであまりの重さに耐えきれなくなり、
川に投げ捨てて、去ってしまいました。
その後、その川の付近を通りかかった越前の旅人が
観音像を見つけ、大切に携えて帰り奉祀しました。
村人たちは相談してお堂を更に上の安全な岩窟に移し、
別の観世音菩薩を造って安置したそうです。現在のお堂は、
慶応元年(一八六五)六月に再建築したものです。
観世音菩薩を安置している「菩薩窟」について、
能美郡名跡誌に「此の村、北方の山に岩窟あり。
泰澄作の観音像、小宮に安置す。古へこの麓に天台宗の
坊舎有之、礎のこる。」と記されています。
<西尾八景 日本海を見下ろす観音山 より>

日本海を望む景勝地 観音山

■日本海を望む景勝地 観音山
山頂までの参道(石段は日華石)には、
三十三カ所の、霊所をかたどり、
三十三躰の観音菩薩が安置されています。
お堂の南方には広場があり、
観音下、岩上、波佐羅、塩原、布橋、沢などの
集落が一望でき、その間を流れる郷谷川は
緑の平野に長蛇のごとく見えかくれし、
その先には日本海の水平線が眺められます。
四季折々に表情を変える山々と、日本海の水平線・・・
観音山は西尾元気の里が誇る八つの景勝地の一つです。
<西尾八景 日本海を見下ろす観音山 より>

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